四日市市役所に隣接する複合施設「四日市市総合会館」では、このたび、すべてのトイレを全面改修。器具の洋式化や全フロアの乾式化とともに、男性・女性トイレのほか「ALL GENDER」とサイン掲示された「みんなのトイレ」を各階に設置。多様な利用者への配慮がなされたトイレへと改修された。

建築概要

所在地 三重県四日市市諏訪町2-2
施主 四日市市
設計 株式会社山田建築設計
施工 <建築>株式会社 トヨタトータルデザイン
<設備>有限会社アイエス設備工業
敷地面積 2,120.08㎡
建築面積 1,573.52㎡
延床面積 12,187.66㎡
階数 地下1階、地上8階、塔屋1階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2024年9月

特長

改修の経緯

三重県の四日市市では、「公共施設個別施設計画」を策定。四日市市役所に隣接し、市役所の各部局や教育センター・研修などの機能を集めた複合施設「四日市市総合会館」は、このたび、築35年が経過し、老朽化対策・長寿命化工事として、地下1階~地上8階すべてのトイレの配管、衛生器具などを全面改修した。設備の仕様は市役所をベースとし、器具の洋式化や全フロアの乾式化を実施。さらに、総合会館は、行政機能の中枢を担う施設であるとともに、災害時の避難所としても位置付けられているため、バリアフリーデザインの強化に取り組んでいる。また、性的マイノリティにも配慮して、みんなのトイレのサインに「ALL GENDER」と掲示するなど、多様な利用者への配慮がなされてたトイレへと改修された。

トイレの特長

改修前は、各トイレに和式便器が設置されていたが、改修を機にすべて洋式便器に変更。さまざまな身体状況の方に配慮し、すべての大便器ブースにL型手すりを設置している。さらに、男女トイレとは別に、だれもが利用できる「みんなのトイレ」を各階に設置。みんなのトイレには、車いす使用者やオストメイト、乳幼児連れに配慮して、汚物流しやベビーベッドなどの器具が備えられている。また、みんなのトイレへの利用集中を避けるため、男女別トイレにも、ベビーチェアを設置したブースを1ヶ所設け、機能分散が図られている。洗面コーナーには、非接触で手洗いができる自動水栓や自動水石けん供給栓を組み合わせたツインデッキカウンター(スペースアップタイプ)を採用し、衛生面に配慮している。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE