「EXPO 2025」会場最寄り駅のOsaka Metro 中央線「夢洲(ゆめしま)駅」は、「移世界劇場」をデザインコンセプトに掲げ、2025(令和7)年1月に開業。駅トイレもオールジェンダートイレや満空表示システムの導入など、実験的な取り組みを実施。上質なおもてなしを提供し、だれもが快適に利用できる環境を整えている。

建築概要

所在地 大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目
施主 株式会社大阪港トランスポートシステム
設計 大阪市高速電気軌道株式会社
株式会社安井建築設計事務所
施工 大林・熊谷・東急・東洋特定建設工事共同企業体
延床面積 4,904.17㎡
階数 地下2階
構造 鉄筋コンクリート造、一部骨組膜構造、鉄骨造
竣工年月 2025年1月

特長

建物の特徴

「2025年日本国際博覧会(EXPO 2025)」の開幕に先立ち、2025(令和7)年1月に世界各国から訪れる人々を迎える玄関口として、Osaka Metro 中央線「夢洲駅(ゆめしま)」が、会場最寄り駅として開業。移動の魅力を発信する駅「移世界劇場」をデザインコンセプトに、運行ダイヤ図を折り紙で表現した「折り紙天井」や多様性を表現した「鏡面・ゆらぎ」、時空を超えて移世界へ導くような演「灯り」の演出で具現化。また、アルミ材素地にクリア塗装を施したシンプルな素材の使用や、大型LEDビジョンによる映像演出を通じて夢洲駅の魅力を発信。これら全体の空間演出により、夢洲駅に訪れた人々が、動きや多様性、そして移動の魅力を体感できる"移世界劇場"となることを目指している。

トイレの特長

駅トイレの満足度は、施設全体や会社の評価に直結すると考えるOsaka Metroは、トイレ整備コンセプトとして、おもてなしの心を伝える「Hospitality Communication」を掲げている。さらに夢洲駅では、駅全体のテーマと融合。明るさや清潔感を確保しつつ、最上級の空間を駅構内で提供している。また、限られたスペースを最大限に活用、混雑緩和にも寄与すると想定し、Osaka Metroでは初となるオールジェンダートイレを6ブース導入。さらに、機能分散されたブース内の設備情報も、満空表示システムにより提供するといった実験的な取り組みもなされている。衛生器具は、これまでOsaka Metro他駅で採用されてきた節水や衛生面で効果的なものを選定し、だれもが快適に利用できる環境を整えている。

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