学園創立80周年を迎える「学校法人 東福岡学園」では、2025年度から、スポーツ強豪校として名を馳せる東福岡高等学校、中高一貫男子進学校であった東福岡自彊館中学校の男女共学化を実施。それに伴い女子トイレが整備され、新たに入学する女子生徒が安心して学校生活が送れる環境が実現した。

建築概要

所在地 福岡県福岡市博多区東比恵2-24-1
施主 学校法人東福岡学園
設計 株式会社 那の津壽建築研究所
施工 <建築>松尾建設株式会社
<設備>進興設備工業株式会社
敷地面積 48,309㎡
建築面積 4,561㎡(本館)、93,302㎡(自彊館中学校)
延床面積 16,587㎡(本館)、456,175㎡(自彊館中学校)
階数 地上5階(本館)、地上7階(自彊中学校)
構造 鉄骨造・鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2025年3月

特長

改修の経緯

1945(昭和20)年に設立された「学校法人 東福岡学園」では、学園創立80周年を迎える2025年度から学園ビジョン「NEXT HIGASHI 2030」をスタート。ラグビーやサッカーの強豪校として、多くのプロ選手を輩出している歴史ある中高一貫男子進学校であった東福岡高等学校・東福岡自彊館中学校の男女共学化を、教育方針のひとつに「多様性の受容」を掲げるなか、2025年度から実施することを決定した。それに伴い、女子生徒用に更衣室や校内10ヶ所以上あるトイレを整備。さらに、制服や学食なども見直し、入学したくなるような環境づくりに取り組んだ。改修と募集が同時期となったため、空間イメージをCGで先に作り、ホームページ上で発信。オープンスクールでは、1500人以上の申し込みがあった。

水まわりの特長

女子トイレの整備においては、利用者が気持ちよく快適に使用できるよう、多くの工夫が施されている。大便器コーナーでは、セルフケアブースを設け女性の体調に寄り添う空間とし、ベンチや着替え台も設置。器具は、連続洗浄に優れたパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式や、プライバシーと節水への配慮として、擬音装置「音姫」や、ノズルをきれいに保つ『きれい除菌水』機能を備えたウォシュレットPSをすべての女子トイレに採用している。中学校の洗面コーナーは、気持ちのよい広々とした空間。新設した女子更衣室は、性的マイノリティや他人の視線を気にする生徒に配慮し、2ヶ所の個室を用意するなど、新しく入学してくる女子生徒が楽しく、安心して学校生活が送れる水まわり空間が実現した。

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