「道の駅おがわまち」は、手漉き和紙の実演ができる伝統工芸施設を改修し、売店・食堂を備えた産業地域振興施設を建替え・新築。"食×工芸"体験型パークとして、全面リニューアルオープンされた。道の駅のトイレも、さまざまな利用者に配慮。観光客から地域住民まで、幅広い利用者に快適な施設が実現した。

建築概要

所在地 埼玉県比企郡小川町大字小川1220-1
施主 小川町
設計 松下設計・丸岡設計共同企業体
施工 寄居建設株式会社
敷地面積 12,800.00㎡
建築面積 1,875.11㎡
延床面積 1,729.04㎡
階数 地上1階
構造 鉄骨造
竣工年月 2025年3月

特長

建物の特徴

「道の駅おがわまち」は、"和紙のふるさと"として知られる埼玉県の小川町に位置、地域の特産品や観光情報を提供する拠点で、定期的に地域のイベントやマーケットが開催されるなど、地域の魅力を感じながら、休憩や買い物を楽しむことができる場所として、多くの訪問者に人気である。1990(平成2)年に建てられた手漉き和紙の体験ができる「埼玉伝統工芸会館」が築30年以上経過し、設備の老朽化から改修することとなり、それを機に、地元農産物や特産品が並ぶ物販エリアと食事処が入る産業地域振興施設も建替え・新築。2025(令和7)年5月にリニューアルオープンされた。地域振興の核として、インバウンドをはじめ、県内外から訪れるや旅行者のほか、地元民にも愛される交流の場となっている。

トイレの特長

新築棟となる道の駅のトイレは、さまざまな利用者に配慮して、多機能トイレや授乳室を設置。全大便器ブースに手すりとフィッテイングボードも用意、さらに2ヶ所の大便器ブースには、ベビーチェアも完備され、機能分散を図っている。器具は、清掃性や衛生性に配慮し、壁掛型の自動洗浄小便器や壁掛大便器セット・フラッシュタンク式を採用。洗面コーナーには、電気温水器や吸引式のクリーンドライなども完備され、利用者の快適性に配慮している。さらに、地域住民からの要望を取り入れ、女性トイレにはスタイリングコーナーも設置。また、インバウンド観光者の利用を意識して4ヶ国語でサインを表記するなど、観光で訪れる利用者から地域住民まで、幅広く愛されるトイレが実現した。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE