EXPO 2025における「日本館」のテーマは、「いのちと、いのちの、あいだに」。だれもが快適に利用できることを目指し、当事者参加型の設計アプローチを導入。障がい者、高齢者、性的マイノリティといった方々が参加するワークショップを設計・施工の各段階で開催。新しい形のユニバーサルデザインを提示している。

建築概要

所在地 大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目地先 E10 日本館
施主 経済産業省(展示・バイオガスプラント)
国土交通省近畿地方整備局(建築本体)
設計 株式会社 日建設計
監理 株式会社 日建設計
施工 <建築>清水建設株式会社
敷地面積 約12,950㎡
建築面積 約8,200㎡
延床面積 約11,000㎡
階数 地上2階
構造 鉄骨造、CLT耐震壁
竣工年月 2025年2月

特長

建物の特徴

5年に一度世界1ヶ所のみで実施される国際的イベント「国際博覧会」が大阪市内の夢洲(ゆめしま)で開催。その注目のパビリオンである「日本館」は、「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマとしたパビリオン。「循環」をコンセプトに、国産杉のCLTを活用した円環状の構造で「いのちのリレー」を体現している。CLTは解体後の再利用を前提としており、循環の一部を成す。また、だれにとっても快適な施設を目指し、「当事者参加型」のアプローチを導入。障がい者、高齢者、性的マイノリティなど、多様な背景を持つ方々が参加するワークショップを、設計・施工の各段階で開催。対話を重ねることで新たな気づきを得て、その意見を反映。数値では測れない、新しい形のユニバーサルデザインを提示している。

トイレの特長

館内を構成する3つのエリアおよび外周通路には、異なるタイプの設備を整え、多様な利用者に配慮したバランスの取れた配置を実現。特に個室型トイレ(男女共用)は、ブースごとに広さや設備を変え、バリアフリートイレと機能を分散させて混雑緩和を図っている。さらに、乳幼児連れや介護利用の方々でも快適に使用できる広めのトイレも用意。ファミリー向けの設備や発達障がいへの配慮が随所に生かされている。大便器は、快適性と節水効果を両立しすっきりとした空間を創出するパブリック向けウォシュレット一体形便器。ベッセル式洗面器は、高級感や個性を演出している。

採用商品

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