愛知県犬山市に開園された「橋五子ども未来園」は、愛知県内公立保育所初となる「フルZEB園舎」。ワクワクできる「ヒミツ基地」をコンセプトに、トイレも建物全体で統一感を持たせ、子供たちの年齢・成長に応じて必要な器具を検討・配置。レイアウトにも、細やかな設計配慮がなされている。

建築概要

所在地 愛知県犬山市橋爪東1-77
施主 犬山市
設計 株式会社 安井建築設計事務所 名古屋事務所
施工 矢作建設工業・シンエイライフ特定建設工業共同企業体
敷地面積 5,948.28㎡
建築面積 2,795.17㎡
延床面積 2,514.97㎡
階数 地上1階、塔屋1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2025年3月

特長

建物の特徴

愛知県犬山市の中西部に位置する「橋爪子ども未来園」「五郎丸子ども未来園」を総合し、2025(令和7)年4月に「橋五子ども未来園」が開園。ワクワクできる「ヒミツ基地」をコンセプトに、田園地帯に囲まれた広く豊かな敷地環境を生かし、景観と調和する大らかなフラットルーフの下で、屋内外のさまざまな遊びや学びの場が途切れることなくつながる平屋建ての園舎となっている。また、外壁や屋根の外断熱化、大容量ソーラーパネルの設置など、環境への配慮を取り入れ、愛知県内公立保育所初となる「フルZEB園舎(年間一次エネルギー消費量の収支ゼロ)」となる。内装などには木材が用いられ、子どもたちが思いっきり遊びまわれ、大人も楽しく親しみを持てる犬山市で最も規模の大きな子ども未来園が誕生した。

水まわりの特長

トイレは、自然光を生かした明るい空間で、モザイクタイルやカラフルなブース材を効果的に用いつつ、建物全体で統一感のある、楽しい雰囲気を醸すデザインとなっている。3歳児までのトイレは保育室から直接つながることで、急な対処が必要な際でもすぐにトイレが使用でき、サポートする保育士の負担軽減にもつながっている。4-5歳児のトイレは、小学校入学に向けての準備ができるよう、廊下からアプローチする仕様とし、年齢に応じた器具の配置だけでなく、トイレのレイアウトも年齢に応じて設計している。また保育士の要望を盛り込み、保育室の手洗器の水栓3ヶ所のうち1ヶ所を電気温水器付の自動水栓として、冬場の手洗いを快適にできるように配慮している。

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