伊豆市では、修善寺、中伊豆、天城の3つの中学校を統合。「伊豆中学校」として新たな歴史をスタートさせた。トイレも多様性に配慮し、時代にあったきれいで清潔な空間づくりをモットーとし、男女共用トイレを伊豆市として初めてトライアル設置するなど、さまざまな配慮が施されている。

建築概要

所在地 静岡県伊豆市日向430
施主 伊豆市
設計 株式会社石本建築事務所
施工 木内・山本・中豆特定建設工事共同企業体
敷地面積 37,817㎡
建築面積 6,642㎡
延床面積 10,133㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2025年1月

特長

建物の特徴

4町が合併し誕生した伊豆市では、今後の児童生徒数の推移や、学校編成の状況、担任制や部活動の現状を考慮し「第2次伊豆市学校再編計画」を策定。2018(平成30)年に、老朽化の問題を抱え、距離が比較的近い修善寺、中伊豆、天城の3つの中学校を統合する構想をスタートさせた。このたび統合された3つの中学校校舎はいずれも、トイレや設備の老朽化が進んでいたことから、よりよい教育環境を実現し、豊かな自然の中で多様な子どもたちの個性が伸び伸びと育つよう、新中学校を建設する運びとなった。山に囲まれた修善寺駅に近い、狩野川沿いの場所に立地。「明日また行きたい学校、みんなの夢が育つ活力ある学校」などをコンセプトに、「伊豆中学校」として、新たな歴史をスタートさせた。

水まわりの特長

トイレは多様性に配慮し、時代にあったきれいで清潔な空間づくりがモットーとされた。清掃性に配慮し、ウォシュレットを設置した壁掛大便器セット・フラッシュタンク式をメインに採用。小便器も同様に壁掛型とし、足元には尿の飛散によるにおいや汚れを軽減する、ハイドロセラ・フロアPUを設置し清掃性を向上させている。また、多様性配慮として、バリアフリートイレとは別に、男女共用トイレを伊豆市として初めてトライアル設置。大便器ブースの間仕切り壁を天井まで立ち上げ、プライバシーにも配慮された仕様としている。洗面コーナーには、衛生面に配慮して、非接触で手洗いができる自動水栓を設置するなど、「伊豆中学校」のコンセプトにふさわしい、さまざまな配慮が施されたトイレが完成した。

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