静岡県富士市の富士総合運動公園に、「北里アリーナ富士(富士市総合体育館)」がオープン。水まわりは「あらゆる人に対し、平時の利用から大会時までさまざまな利用に応える」をコンセプトに整備。多目的スポーツ施設として多様な利用者への配慮をはじめ、混雑緩和、災害時対応も追求されている。

建築概要

所在地 静岡県富士市大淵115-1
施主 富士市
PFI事業者 みんなのふじ株式会社
設計 大建・大成・ゆたか設計共同企業体
施工 大成・石井組特定建設工事共同企業体
敷地面積 19,024㎡
建築面積 8,762㎡
延床面積 12,388㎡
階数 地上2階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
竣工年月 2025年3月

特長

建物の特徴

2025(令和7)年4月、静岡県富士市にある富士総合運動公園に、自然との調和と多様性を重視した、だれもが安心して利用できる複合スポーツ施設「北里アリーナ富士(富士市総合体育館)」がオープン。メインアリーナはバスケットボールコート3面分の広さを持ち、観覧席数は約3000席。サブアリーナやトレーニングルーム、スタジオ、ランニングコース、会議室などを備える。内装材や建具には、富士地域のブランド材「富士ヒノキ」などの地元産木材を活用。競技大会やイベント会場としてだけでなく、スポーツを通じた健康増進、市民交流の促進、そして地域の新たなランドマークとしての役割を果たす。当施設は、外壁の高断熱化および高効率な省エネルギー設備を備え、「ZEB Ready」の認証を獲得している。

水まわりの特長

水まわりは、「あらゆる人に対し、平時の利用から大会時までさまざまな利用に応える」をコンセプトに整備。収納式多目的シートやオストメイトに配慮した汚物流しなどの設備を完備した多目的トイレ、幼児用小便器を設置した男女共用トイレ、授乳室など、多様な利用者への細やかな配慮がなされている。メインアリーナ2Fの観客用男女別トイレは、多人数の同時利用に応えるよう、一方通行の動線とするなど、混雑緩和が配慮されている。また災害時には、市の活動拠点として、1F管理室を中心に72時間の利用を想定しているため、1Fトイレは、それに対応できる仕様を計画。大便器は、停電時洗浄レバー付を採用し、小便器と自動水栓は、水流を利用して自己発電し、停電時でも使用可能な器具を設置している。

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