「港区六本木三丁目公衆トイレ」は、港区の「進めよう!おもてなし公衆トイレ」整備方針に基づく第1号事例。児童遊園、周辺道路を一体的に再整備。個室完結型の小便器を設置した男性トイレ棟と女性・男女共用トイレの2棟で構成。柔らかなフォルムと落ち着いた色調が、周辺の環境に調和している。

建築概要

所在地 東京都港区六本木3-15-25
施主 港区
設計・監理 株式会社UG都市建築
施工 株式会社長沼組 東京支店
建築面積 24.29㎡
延床面積 24.29㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2025年3月

特長

建物の特徴

「港区六本木三丁目公衆トイレ」は、港区が令和5年度に策定した「進めよう!おもてなし公衆トイレ」整備方針に基づき整備された区内第1号事例で、六本木の繁華街と住宅地が隣接するエリアに立地。整備前は建物の老朽化に加え、隣接する児童遊園の見通しも悪く、治安面での課題が指摘されていた。計画には、地域の方々と懇談会や検討会を通じて出された多様な意見を反映し、公衆トイレ、児童遊園、周辺道路を一体的に再整備。安全性と快適性の向上を図った見通しのよい、「ロクサンひろば」と名付けられた開放的な空間が完成した。建物は、視認性の確保と死角の排除を重視し、2棟に分けて配置。曲線を取り入れた柔らかなフォルムと落ち着いた色調で、周辺環境に調和し、利用者に安心感を与えている。

トイレの特長

トイレは、内部滞留の抑止を目的に最小限の規模とし、小便器を設置した男性トイレ棟と女性・男女共用トイレの2棟で構成。すべてのトイレは、非接触で手洗いができるよう自動水栓と自動水石けん供給栓付きの手洗器とクリーンドライを設置した個室完結型としている。男女共用トイレと女性トイレの大便器には、利用者の快適性に配慮して、ウォシュレットアプリコットPを採用。ボタンを押すたびに発電するエコリモコンも採用されている。また、全トイレに「TOTO CONNECT PUBLIC」のIoT対応商品を導入。利用状況の把握や故障・消耗品の管理を可視化することで、維持管理の効率化を実現。男性トイレは24時間使用可能、男女共用トイレと女性トイレは防犯のため、夜間・早朝の時間は閉鎖している。

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