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トイレに関する素朴な疑問・歴史・お役立ち情報

小便器はいつごろ登場?

昔から小便器については触れられることが少ないようですが、いったいいつ頃から登場したのでしょうか?
文献によると、平安時代にはすでに「御小用箱」なるものがあったといわれています。箱の中が斜めになって、尿が周囲に飛び散らないように工夫してあり、その下に尿をためる引き出し状の箱がついていました。

また、江戸時代、水戸黄門こと水戸光圀が隠居生活をしていた茨城の西山荘には、「のし」の形をした「黄門さま用の小便器」がありました。「黄門さま用の小便器」は、箱の底に杉の葉を敷いて、その香りで尿のにおいを消し、音は吸い込まれ、まわりに尿が飛び散らないように工夫されていました。


江戸時代から明治初期にかけて、住宅の一部で桶状の木製可動式小便器(置便)使用されていました。後に、動かさなくてもよいようにこの小便器の底に穴を開けて排水できるよう考えましたが、木製のままでは腐ってしまうことから、耐久性を高めるために陶器製のものが登場しました。形状は木製のときの桶を模したもので、この小便器を向高(むこうだか)と呼んでいました。明治40年頃までは本体に絵柄が施されていました。



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