「知多半島総合医療センター」は、知多半島の医療の中核を担うべく、2025(令和7)年4月に知多半島中央部に移転・開院。知多半島唯一の三次救急医療機関として救命救急センターを核とした⾼度急性期医療を担っている。トイレおよび多数設置されたバリアフリートイレも、設備のバリエーションを設け、ニーズに応える細やかな配慮 がなされている。

建築概要

所在地 愛知県半田市横山町192
施主 半田市
設計 株式会社内藤建築事務所
施工 新半田病院特定建設工事共同企業体
(大林組・八州建設・七番組・出亜電気工業・三和)
敷地面積 39,615.88㎡
建築面積 12,300.27㎡
延床面積 44,855.89㎡
階数 地下1階、地上5階、塔屋2階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
竣工年月 2024年10月

特長

建物の特徴

「知多半島総合医療センター」は、知多半島の医療の中核を担うべく、市立半田病院を移転し、2025(令和7)年4月に開院。主に24時間体制の救命救急センターを核とした高度急性期医療・がん医療・小児周産期医療を提供する。CTやMRIなどの検査設備を救命救急センターの隣に設置。さらに、救命救急センターと手術センター・集中治療室、屋上ヘリポートを繋ぐ救急専用のエレベーターを設置し、搬送直後から迅速な対応を可能としている。周産期センターには、陣痛から回復までを同室で過ごせるLDR室も設置。また、南海トラフ巨大地震が発生した際でも機能が維持できる免震システムを建物基部に備え、病院東側に設置された半田市防災広場と連携するなど、災害時診療拠点としての機能を充実させている。

水まわりの特長

院内の大便器は、床の清掃性に配慮して壁掛大便器セット・フラッシュタンク式を採用し、さらに、災害時などに配慮して停電時レバー付を選定。トイレの設置場所に応じて、L型手すりや前方ボード(スイングタイプ)、トイレ用手すり(はね上げタイプ)などを組み合わせて、多様な利用者に対応。さらに、院内に多数設置されたバリアフリートイレも、配置場所によって乳幼児連れ配慮やオストメイト配慮、パブリック用折りたたみシートの設置、左右勝手違いの設置など設備のバリエーションを設け、設置場所や利用者のニーズに応えられるように細やかな配慮がなされている。また、スタッフにしっかりとした手洗いが求められる場所には、要所にスタッフ用手洗器を設置し、衛生面に配慮している。

採用商品

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