「三世代」から見たTOTO

TOTOというブランドに愛着と誇りをもって。
~人財開発本部「三世代」による座談会

自分自身からチーム・課・部・会社全体へ、視点は変化。

――みなさんは、キャリアを積んでいく中でどんな変化がありましたか?

宮林
入社1年目は、フォロワーやサポート役が多かったですが、2年目からは、ひとりのプレーヤーとして、意見を出したり、改善点を示せるようになったと思います。

福納
私は入社7年目を迎えて、3年目の立場も、管理職の立場も分かるようになってきました。若手のころは、自分の考え・想いばかりでしたが、管理職の立場ではそれが与える影響・問題も含めて、俯瞰して考えることが必要になります。今は、その両方が混ざっている状態ですね。

池田
まず宮林さんのように自分自身、次に福納さんのようにチーム、それから課、部、会社全体へ視点は変わっていくんだと思う。それだけハードルも高くなっていくけれど、そのハードルを乗り越えて、アウトプットを1点ずつでも上げていくことで、自分自身の達成感と周りからの評価が得られる。それが、人を成長させるんじゃないかな。

福納
会って話す人も年次によって変わりますよね。入社したときはコミュニティの中心が同期だけど、キャリアを積むと、他部門や社外の人と会って話を聞いたり、自分の意見を聞いてもらう機会が増えていきます。私は飲むのが好きなので、そういうところから広がっていくことも多いですね。

池田
他部門の人と飲んでいると、気づかされることは多いよね。課長のときは、部長や工場長と飲みに行って学ぶことが色々とあった。部長になったら、経営層や異業種の人と接したりする機会が多くなったかな。

みんなが人に関心を持っている。

――TOTOは、どんな社風だと思いますか?

宮林
TOTOは、職場ぐるみで若手に関与して育てる風土があると思っています。それは、毎日感じます。入社1年目はエルダー制度があるけれど、指導役以外の先輩方も色々指導してくれました。

池田
みんなが人に関心を持っているのは、TOTOのよさの一つだよね。特に、新入社員には、必要以上に先輩たちがからんでくる(笑)。

宮林
確かに、入社1年間は部署を越えてからまれました(笑)。

池田
自分も可愛がられてきたから、後輩にもしてあげたいと思うんだよ。一番さびしいのは、関心を持ってもらえないことでしょう?TOTOは、よってたかってOJTしたがる。

福納
それは感じますね。後輩の行動を見守って、みんなで気にかける。後輩が課題にぶつかりそうになると、最初はていねいに声をかけて、でも、時にはあえて落とし穴にはまるまで黙っていたり。アドバイスをするのは、その後、みたいな。

池田
壁にぶつかったり、一から手さぐりで勉強するからこそ、自分の力になるからね。例えば、福納さんが宮林さんに十のうち十を教えるのは、きっと簡単なこと。けれど、それでは宮林さんは成長しない。福納さんが一つか二つをアドバイス、宮林さんがそれを十にしていくからこそ成長するんだと思うよ。

福納
それって、その人のことをちゃんと見ていないとできませんよね。私も後輩にそうしていきたいし、気づきを与えたいと心がけています。

宮林
TOTOらしさということだと、社員はみんな、お客様へはもちろん製品や共に働く仲間にも常に誠実で真摯であると感じます。何か物事を判断するときに、「それはTOTOらしいか、誠実な考え方・行動であるか」というのを軸にしているというか。

福納
私は、優しいし真面目というのが、TOTOらしさだと思います。若手をみんなで育てるのも優しいからだと思うし。それは、内定式のときに感じるんです。「何で、この人たちみんな似ているんだろう」って。見かけもタイプも違うし、世代やカラーの違いもあるけれど、なぜか居心地がいい。

池田
根本には、TOTOというブランドに愛着と誇りを持っているというのがあるんじゃないかな。TOTOブランドのもとに集まっているから、みんなで助け合う。TOTOブランドにウソをつきたくないからこそ、真摯に仕事に取り組む。
また、一人ひとりが、ブランドを築き上げている自負があると思う。私なんか、飲み屋に行ってトイレがTOTOじゃないと、お店の人に文句を言いたくなるもの(笑)。まあ、それだけ、TOTOの価値をみなさんに伝えたいと思っているということ。創業者の言った「愛業至誠」は、TOTO社員の原点、みんなが思っていることだと思う。

同期のつながりはとても強い。

――TOTOは、同期のつながりが強いとお聞きしました。

池田
とても強いと思います。同期は、ライバルであり一番の理解者。壁や問題にぶつかったときにヒントをもらえるし、逆に、自分が成長しているかどうかのバロメーターにもなっています。

宮林
私にとっても同期は、刺激を受ける相手であり、一緒にいると和む仲間です。部門が違ってもよく飲みに行ったりします。話す内容は、たわいもないことだったり、青臭い夢だったり。一緒に旅行にも行きますよ。

福納
宮林さんのように、特に入社3年間は「3年間育成計画」の研修があるから、定期的に会う機会があるよね。そこで、同期がどのくらい仕事ができるようになって、自分に足りないものは何かと気づいたり。でも、私も、今でも同期とは会って話をするな。

池田
私なんか、この年代になっても連絡があれば、必ず会いに行くからね。同期とは35年くらい一緒にいることになるでしょう?下手したら、奥さんより長く付き合う(笑)。一緒にバカやるのも、結婚も、子供を持つことになるのも、退職も同じ年に経験する。恐らく退職後も付き合うんじゃないかな。何かあったら助け合う。何でも話せるし、多くを語らなくても分かり合える。そんな存在だね。

「work happy」な会社をつくりたい。

――最後に、将来の目標をお聞かせください。

宮林
各年次に目標となる先輩がいますが、最終的には、TOTOというブランドを責任を持って支える人財になりたいです。「自らを変えていく人財=強い人財」と上司からよく言われます。壁にぶつかったときには、避けて通ったり、壁を低くするのではなく、自ら大きく強くなって乗り越えていきたいですね。

福納

よく同期との飲みで「みんなで役員になりたいよね」って話になるんです。これだけTOTOのことを思って、それぞれの部門で頑張っている。上に行くことで、もっとお客様や社員のために何かできたらと思います。私自身、それを目標にしています。

池田
数年前、アメリカで人財育成の現状を見たことがあります。そこでは、社員がハッピーであることが、管理職・経営層がやらなければならないと徹底されていました。つまり、「work happy」。それ、いいなと思ったんです。逆に、みんながハッピーじゃなかったら、どんなに成功してもダメだと思いました。「work happy」は経営層も考えていることなので、人事としては、そういう人財・組織づくりをやっていきたい。そのために、今どうしなければいけないかというのを考えています。その中の一つに、障がいを持っている人が当たり前に働くことができる風土・仕組みづくりをしていきたいというのがあります。たとえ障がいがあっても、TOTOの仲間として参加していただきたいし、そういう人たちを当り前に受け入れる会社、そして、社会になっていけばと思っています。人事としてだけではなく、それは、社会として避けて通れない企業人としての責任だと思うんです。

プロフィール

宮林弘敏

法学部卒
人財本部

福納徳美

文教育学部卒
人財本部

池田正昭

教育学部卒
人財本部


          ※掲載部署は取材当時



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